毎週数回は質問室の担当として教室に入っています。今回はそこでの様子をお伝え致します。質問室は、授業内容で理解できていない部分を質問したり、計算問題集でなかなか正解に辿り着かないものの解法を教わったり、質問はないけれど勉強しに来たり、場合によっては欠席分のフォローをしてもらったりするなどができる場所です。
その中で、質問がある児童は担当の所に行って、質問内容を伝え、それについて教わります。ひと通り質問し終わると、ほとんどの子供たちが「ありがとうございました。」と言って席に戻っていきます。この挨拶は私達が強要しているものではありませんが、昔からこのようにお礼の言葉を伝えてくれています。質問に来る生徒のほとんどは定期補習も含めて小6や中3の受験生が多いので、切羽詰まった状態なのでしょうか、わからなくて困っている問題を教えてもらって助かったという純粋な気持ちから自然と出てくる言葉なのかもしれません。いつからこのようになったのかは定かではありませんが、おそらく「質問室」が誕生して比較的初期の頃からだと思いますから、SHOSHINの良き伝統がずっと引き継がれていることになり、このことに関してはとても嬉しく感じます。
一方で、単に質問に答えてあげているだけなのにお礼を言われることに少々戸惑いを覚えたり、場合によってはこそばゆい気持ちになったりすることもありますが、もちろん悪い気はしていないので毎回それとなく受け流しています。
入試まで残すところ、中学受験生達は50日、高校受験生達は63日となりました。私達がお役に立てるのはこれからだと思いますから、今後も遠慮なくどしどしと質問しに来てもらいたいと思います。(二宮)