この週末は”不要不急の外出自粛”という歴史的な出来事がありました。その中で日曜日には、朝から雪が。聞くところによると都心で3月下旬以降に1cm以上の積雪があったのは、32年ぶりだそうです。32年前の昭和63年4月8日には横浜でも7cmの大雪だったようです。今回はそこまでの心配はありませんでしたが、やはり、季節外れの雪ですね。
ふと昔の歌を想い出しました。♪季節はずれの雪が降ってる ♪「東京で見る雪はこれが最後ね」と ♪さみしそうに君がつぶやく~♪
さらに今年は桜の開花も歴代2位の早さで、日曜日はまさに”雪見桜”になりました。

今回の雪は上空の寒気と南岸低気圧のコースが原因ですが、そのコースが黒潮の蛇行に因るようです。黒潮は太平洋岸に沿って北上する暖流ですが、それが和歌山県沖で北緯30度くらいまで南下し、静岡県あたりから潮流が北上するという現象(蛇行)が起きています。これまでは1年程度の期間だった蛇行が2年近く続いています。黒潮の大蛇行が原因で、本来東京湾では見られない南の暖かい海に生息する魚が次々と見つかるという報告もあるそうです。なぜ蛇行が起きるのか詳しい原因はいまだにわかっていないようですが、これも地球温暖化がもたらしているものかも知れません。