前にもブログに書きましたが、学校が休み、外出の自粛などなどこの時期に抱えている子供たちのストレスは如何ほどのものか、見た目ではそれ程の変化も見られない子供であっても、心の深層では何かの変化が起きているのかもしれません。普段は真面目で課された宿題は必ずといっていいほどやってくる生徒がいます。ところが、その生徒はこの特別休講に入った途端、宿題の提出が滞っています。一概に、学校が休みで自由になる時間も増え、宿題や課題に充てる作業時間が大幅に確保されているという大人目線の判断は適用されないようです。
特殊な状況下で学習のリズムを崩してしまう生徒も中にはいるようです。このような状況がいつまで続くか分からないまま、漠然と日々を過ごすといことはなるべくさけたいものです。そうならないために、上手に気分を切り替えていくことが大切なのではないかと思います。とは言っても、子供が自分でその手段を講じて自己管理をしていくのはなかなか難しいことです。そこで、是非行って欲しいのが読書です。
読書をすればその一時だけは現実世界から精神が乖離されるはずです。難しい本を読む必要はありません。手元に置いてあるものでも、以前読んだものでも、教科書の物語でも、新聞小説でも構いません。ただし、読書をする本人が興味の一端を示すことのできるものを、自身で本を選ぶことを優先させて欲しいと思います。中学生が小学生向けの本を選んでも、小学校高学年生が低学年生用のものを手にしても構いません。要はきっかけを与えてあげることが大切です。
この時期に気分転換をするため、読書習慣を身に付け自身の世界を押し広げるため、まさに読書は打って付けと言えるのではないでしょうか。