近隣の中学校でも定期試験の範囲が発表されました。SHOSHINでは通常の授業時間以外にも土曜日・日曜日を含め勉強会を行っています。定期試験が近づくにつれ生徒たちの勉強量も増えてきました。各自が学校の副教材やプリントを持参し、黙々と取り組んでいます。新指導要領に伴い教科書内容が難しくなった分、副教材の内容も難度があがっています。
 例えば、中学2年生の英語で扱う「接続詞」では、
①和訳の問題。 When Emily came home, her brother was studying English. 「エミリーが帰宅したとき、彼女の弟は英語を勉強していました。」
これを、Emily’s brother was studying English when she came home.と語順を入れかえて出題すると「彼女が帰宅したとき、エミリーの弟は英語を勉強していました。」と間違いになってしまいます。今までは主節と従属節の主語が一致していたり複雑ではなかったりしたため、このような間違いはありませんでした。
②空欄をうめる問題。 She says,” I want to be a teacher.”  = She says that (         ) (          ) to be a teacher. 
正解は、she  wants ですが  I want  としてしまいます。従来はこのような話法の切り替え問題は扱っていませんでした。
③英作文。 「私は彼がここに来ないと思います。」正解は I don’t think (that) he will come here.となりますが、I think (that) he won’t / will not come here.となってしまいます。否定語を先に述べるという原則もこれまではあえて出題されていませんでした。
これ以外にも if (条件)や when(時) などの接続詞に続くS+Vの内容が未来を表現する場合、Vは現在形で表すことも注意が必要です。
It will be sunny tomorrow.(〇) If it will be sunny tomorrow, ~.  (×)  If it is sunny tomorrow、~.(〇)
 文法事項1つ見てもかなり難しくなっていますが、さらに英単語の数が大幅に増えています。中学3年生では今回のテスト範囲内25ページまでに新出単語が約150語もあります。これも従来の倍以上の数です。
 各自が限られた時間の中でなすべきことを自覚して、テスト本番で力を発揮してもらいたいと思います。(青山)