前回の記事で、四谷大塚加盟塾研修会に参加してきた旨を記しましたが、早速ですが、今のところキャッチしている県内の中学入試の変更点などを第一弾としてお伝え致します。

【横浜中学】
 2025年度入試から中学校の募集を停止することになりました。高校は数年前から共学化したので、中学もそのような動きを見せるのではないかと勝手に思っていましたが、中学の募集を停止することとなり、少し驚いています。

【日本女子大附属】
 学校より次の変更点がホームページで告知されました。今まで一般入試が2月1日と2月3日に2回行われてきましたが、2025年度入試から2月1日午後に算数1科入試が新設されるとのことです。募集定員は30名です。これにより、現行の第1回入試の定員が20名減となりますが、全体の募集定員は10名増えることになります。しかし、日本女子大附属を第1志望に考え、算数1科では勝負しづらい児童に関しては厳しい入試になることが予想されます。湘南白百合、清泉女学院に続き算数1科入試を導入する女子校が今後も増えるかもしれません。

【浅野】
 今春の入試が終了した直後から早速動きを見せました。2025年度以降の入試について、これまでの270人の定員を240人へと減らす旨がホームページ上で告知されました。これは、各学級の標準人数を現在の45人から40人へと変更し、より丁寧な指導を目指すという措置によるものだそうです。

【フェリス女学院】
 2024年3月1日に、2025年度・2026年度入試の日程についてホームページ上で公表されました。2025年度は2月1日が土曜日、2026年度は2月1日が日曜日と重なります。キリスト教系の一部の学校では日曜礼拝や安息日など宗教上の理由により、入試日が日曜日と重なる場合、入試日程を変更することがありました。所謂「サンデーショック」と呼ばれているものです。同校もこれまで別日に入試日程を変更してきましたが、今回は日程を変更することなく2月1日に入試を実施することに決めたそうです。ここで気になる点があります。今までフェリス女学院と同様に横浜雙葉、横浜共立も日程をずらしていました。また、その動きを受けて鎌倉女学院は正反対の動きをしてきましたが、フェリスが動かないことを決めたことにより、これらの学校の入試日程がどうなるか、大いに気になるところです。今後の動向に注意する必要があります。

 今後も分かり次第、入試トピックスをお伝えしたいと思います。(二宮)