7月5日(水)に行われた湘南学園中学校高等学校の教育関係者対象の学校説明会に参加してきました。小田急江ノ島線鵠沼海岸駅から住宅街を抜けて徒歩15分ほどのところにある学校です。オンラインでの同時開催ということもあって、会場での参加者は30名ほどでした。
 会の冒頭、教育活動の一環として、環境問題を扱う課程で生徒から発案された「竹」の活用として、竹製の紙袋やノートを紹介していただきました。また、ユネスコスクールのネットワークに参加している
 校長先生のお話では、本校の特徴ともいえる「湘南学園ESD」についての説明がありました。国連推奨のSDG’sを背景として、継続的に発展していく教育方針としてEducation for Sustainable Development を掲げたとのことでした。刻々と変化する世界情勢との関わりを考えながら、6年間のプログラムが設定されています。特に高校2年生では世界規模の問題を取り上げたり、高校3年生では社会人の講演などを通して、実社会でのスキルアップを図っています。
 体育祭・学園祭・合唱コンクールなどの大きな行事は、生徒から選出された総務委員や各学級から参加する実行委員が中心となって、生徒主体で行われているとのことでした。コロナ禍もあって、合唱コンクールは2年間中止を余儀なくされたようですが、今年から再開したそうです。また、海外研修(中3・カナダ)も今秋から再開されることなりました。語学力の向上や、異文化理解もESDの目標とするところです。さらに、多様化する大学入試に対応すべく、高校での選択授業を充実させたいとのことです。その一環として高校での「Sクラス(選抜クラス)」は現中学3年生から設定しないこととし、生徒の個性やニーズに合った授業を展開していきたいとのことです。
 「新たな枠組み」の紹介として、企画主任の先生から、具体的に実施された企画の説明がありました。2021年度から成績表の順位記載を廃止、成績下位者の指名補習を廃して放課後学習会に変更、今年度の中学3年生からSクラス(成績上位20名)を年次廃していくことにしたことです。また、高2からの文系・理系の選択を組み替え、文系・理系の枠組みにとらわれない多様な組み合わせを選択することが可能となっています。多様化する大学入試に対応できる「枠組み」といえるでしょう。
 続いて3人の在校生が、行事の実行委員長、プロジェクトの責任者などの立場から、それぞれの思いを伝えてくれました。それぞれの生徒が生き生きと語ってくれて、充実した学園生活を送っていることをうかがわせるには十分な内容でした。
 最後に入試について説明がありました。コロナ禍の影響を受けて、受験生の減少がありましたが、今春は「V字回復」の傾向だったようです。2024年度の入試は今年度と変わらずに行われるとのことでした。(榎原)