新型コロナウィルス感染症が、形式的にでも落ち着きを見せる中で、私立中学・高校での説明会の案内が、毎日のように届けられるようになりました。今回は、横浜隼人中学・高校の説明会に出掛けてきました。
昨秋にもお伺いして、運動部を中心としたクラブ活動の全国レベルでの活躍や、大学入試実績の好調さをお伝えしました。年度が変わりましたが、特別選抜クラス・特別進学クラスの生徒を中心に、国公立や難関私大へ合格者を輩出する結果になったようです。1学年500名を超える大所帯の学校ではありますが、国公立・早慶上智・GMARCHに200名を超える合格者を出しているのは注目に値します。また、今春の卒業生の90%以上が4年制大学に現役合格を果たしているとのことでした。
開校45年とのことでしたが、開校当時は「やんちゃ」で「元気のいい」男子校で、とても現在のような「進学校」と呼べるような学校ではなかったとのお話しでした。当時中学生だった私は、同級生が開校まもない学校に進学を決めたという話を聞いた覚えがあります。言葉はよくないかもしれませんが、公立高校の「受け皿」的な学校でした。45年の中で、中学校の併設や、共学化といったことも、大きな変化の要因だったとは思いますが、何よりも先生方の学校に対する思い入れと、たゆまぬ努力があったからこそと思います。新中学1年生の7割近くは、学校周辺の地域から通っているそうで、それだけ地域にお住まいの方から信頼していただける「いい学校」になったと感じているとのお話しが印象に残りました。
来春の入試については、中・高ともまだ要項ができあがっていないとのことでしたが、高校入試について一つ気になるお話しがありました。コロナ禍の中で、一般入試(専願・併願)の筆記試験は多くの私立高校で「なし」という形で行われていましたが、これを復活させる考えであるとのことでした。他の私学でも足並みをそろえることになりそうです。(榎原)