A教室で使用しているホワイトボードは、現校舎へ移転した5年前に購入したものです。教室の形状やドアの位置を考えて、窓側を教室の前にしたものですから、他の教室のように壁に取り付ける本格的なものを用意することができずに、可動式のものを用意しました。もっといいものもあったのかもしれませんが、あまり上等なものでなかったのか経年劣化の所為で、1年ほど前から消し残しが気になるようになりました。2枚あるボードの両方とも同じような状況で、表面の光沢がなくなり、書いた文字の形がはっきりと残るようになりました。新たに書いた文字も見づらくなってきたので、何とかしなくてはなりません。
まずは専用のクリーナーを用意し、消し残しを拭き取ってみました。その時はきれいになるのですが、字を書いてみると、うまく消えません。ネットで調べて、表面にコーティングをする方法を見つけましたが、コーティング剤の口コミに「効果なし」と書いてあるのを見つけ、この方法は断念しました。買い換えも考えましたが、その前に、普通の壁に貼ってホワイトボードにできるものを見つけたので、これを試してみようということになりました。買い換えの費用の3割程度で購入可能です。2枚あるうちのとりあえず1枚を改修してみて、具合が良ければ、もう1枚も同様にすることに。「効果なし」なら、買い換えです。
先週の木曜日に荷物が届き、ちょうどその場にいた青山先生と2人で作業開始です。1800mm×900mmの大きさがあるので、ボードを外して床に置いて作業をしました。用はスマホの画面保護用のフィルムを貼るのと同じです。ただ、大きく厚みもあることと、はみ出した部分をカッターで切らなければならない作業があります。ここに来て床に置いたことを若干後悔しましたが、なんとか作業を終え、最後に表面の保護フィルムを撮ると、非常にきれいに仕上がったではありませんか。発色も良く、何よりきれいに消えてくれます。その日のうちに追加購入し、今週の月曜日に、残る1枚も復活することができました。今度は4つの机の上にボードを置いて作業したので、腰へのダメージはほとんどありませんでした。(榎原)