もうかれこれ20年以上作り続けているものですが、「入試問題にチャレンジ」という教室オリジナルのテキストがあります。簡単に紹介しますと、今春の入試問題を編集した冊子です。
このテキストが誕生した経緯は、「親と子の私立中学受験講座第Ⅱ部」に向け、各教科担当が近隣中学校で出題された入試問題を分析し、それを発表する場があるのですが、その流れでテキストも作成してしまおうという勢いからできたものだったと思います。親と子の私立中学受験講座第Ⅱ部での分析校は30校ほどですが、算数版に編集している学校は40数校に及んでおり、勢いで作り始めたものではありますが、かなり手間のかかったしっかりしたものとなっています。「○○中学の算数」テキストも同様ですが、他塾ではおそらくやっていないことだと思われますから、我ながらよく頑張っているなと思います。(誰も褒めてくれないので、自分で褒めておきます。)
これを自己満足で終わらせないためにも有効活用していかなければいけません。毎年、冬休み講習会と1月の授業で使っているものですが、150ページにも及ぶテキストは完全には消化しきれない量です。最新版の入試問題にチャレンジは4月には既にできあがっていたので、あとはどのタイミングで6年生に渡そうかと考えていました。そして、昨日ようやくそれを配布し、冬休み講習会前まで少しずつ宿題を出しながらノート提出してもらい、量を重ねていこうと皆に伝えました。最難関校の複雑な問題はいいとして、基本的な問題や思考力が問われるような良問、入試に頻出単元の問題等をできるだけ多く取り組ませたいと考えています。6年中学受験コース生もやる気満々といった感じで逞しさが出てきたことは嬉しい限りです。この勢いで最後まで駆け抜けたいと思います。(二宮)