7月に神奈川県教育委員会のホームページ上で、2023年度神奈川県立中等教育学校の入学者募集に関する日程等が発表されました。それによると、3年連続でグループ検査が行われないことが決定しました。
選考資料は適性検査(a点)と調査書(c点)となり、a:c=6:1の割合をもとに換算したそれぞれの得点の合計値(D値)の上位から合格者を決定します。因みに、調査書は小学6年12月末時点の全教科の評定です。
そして、今回も変更点があります。2022年度は募集定員が男女各80名から男女合わせて160名となりましたが、2023年度は解答方法の変更です。公立高校同様、マークシートの導入が行われます。記述での解答も一部残るようです。表面がマークシート部分、裏面が記述部分となるそうで、これも公立高校入試と同じ形式です。
検査Ⅰでは、神奈川県に関する問題が頻出ですが、2022年度は横浜ベイブリッジを取り上げ、橋の構造などの話を中心とした内容で問題が作成されました。2021年度は箱根の歴史について、2020年度は横浜とシルクの関わりについて、2019年度は横浜の交通の歩みについての出題でした。検査Ⅱも含めて過去に出題された適性検査問題でしっかり対策を立てておかなければなりません。面白い出題が多いのでできることなら楽しんでこれらに向き合い、取り組んでもらえればよいと思います。(二宮)