東海大相模高等学校中等部の学校説明会に参加してきました。東海大相模は小田急線の小田急相模原駅から徒歩で8分ほどの所にあります。中央林間からでも通学は可能です。平坦な道しか通らないのでとても通学しやすい環境にあるのは大きなメリットです。
 中等部の生徒はほぼ100%が付属高校に進学し、そのうち80%弱が東海大学に進学しています。東海大学は2022年から23学部62学科・専攻となる総合大学です。国際学部、経営学部、児童教育学部、建築都市学部、人文学部、文理融合学部が新設され、他にも新学科が開設されたり、リニューアルされたりするなど大きく改革を進めています。もともと医学部や農学部、それ以外にも海洋学部や観光学部、工学部航空宇宙学科などユニークな学部・学科がある大学ですから、付属校のメリットは十分にあると考えられます。
 一方、デメリットとしては中高大10年一貫教育と謳っている学校なので、他大学進学に向けての教育はほとんど為されていないと思われます。
 2022年度の中学入試に関してですが、入試日程はA入試が2月1日午前(男女90名)、B入試が2月3日午前(男女20名)、C入試が2月4日午前(男女10名)です。入試科目に関しては、A入試が国算・国算理社、B入試は国算・国理社・算理社、C日程では変更があり、国算のみとなります。また、受験生のみによる15分ほどの5人1組のグループ面接があります。
 入試問題を見ますと、基本問題を多く含んでいるので、準備してきたことをしっかり発揮できるものとなっています。B入試やC入試は競争実倍率が3倍を大きく超え、中には7倍ほどの入試になることもあるので、以前と比べると厳しい入試が続いており、侮れないものとなっています。それに比べればA入試は合格しやすいと言えるでしょう。
 学校説明会は11月21日と12月12日が用意されています。これ以外にも、電話で問い合わせれば説明・案内していただけるそうなので、学校のホームページ等でご確認していただき、細かい情報を手に入れていただきたいと思います。(二宮)