藤沢市内の中学校は二期制の為、今年度の前期成績(内申)は今週8日の金曜日に報告されることになっています。三期制の学区ではすでに1学期の報告が7月にされていますが、今年度から観点別学習状況の評価(A+~C)が4観点から3観点に変更となり評定(5~1)にも大きく影響が出てくることは否めません。
 具体的には、A+=5点、A=4点、B=3点、C+=2点、C=1点の各科3観点の合計は15点になります。
この結果、評価合計15・14点が評定5、評価合計13~11が評定4、評価合計10~8が評定3、評価合計7~5が評定2、評価合計4・3が評定1に換算されます。ですから、ある教科の3観点がA+/A/Aの場合は5+4+4=13となり評定は4となります。評定5をとるためにはA+が2つ、Aが1つなければなりません。
 仮に2年次内申が41/45(5が5つ、4が4つ)の生徒が、3年次の内申で評定がすべて4になると9教科の評定合計が36/45となります。高校に報告される調査書では3年次の評定は合計を2倍(90点満点)することになっていますから、大幅に内申を下げてしまうことになります。
例)2年41/45+3年(41/45×2)82/90=123/135  鎌倉高校や希望ヶ丘高校などの内申目安
  2年41/45+3年(36/45×2)72/90=113/135  大船高校や藤沢西高校などの内申目安
当然、この逆も十分にあり得ることです
例)2年36/45+3年(36/45×2)72/90=108/135  湘南台高校や鶴嶺高校などの内申目安
  2年36/45+3年(41/45×2)82/90=118/135  七里ガ浜高校や松陽高校などの内申目安
当然、内申点だけで合否の選抜をするわけではありませんが、資料の1つとして重要な要素になることは間違いありません。
来週は中3生の父母面談を行うので、前期成績をもとにした志望校選定についてお話しさせていただきます。(青山)