探査機「はやぶさ2」が、12月6日に地球へ帰還します。2014年の打ち上げから6年、約50億キロに及ぶ旅を経て、小惑星「リュウグウ」から採取したサンプルの入ったカプセルを地球へ届ける予定です。カプセルはオーストラリアの砂漠に落下する予定だそうですが、回収にはNASA(アメリカ航空宇宙局)の協力も仰ぎ、世界的にも注目の出来事となることは間違いありません。回収されたカプセルにどんなものがはいっているのか、楽しみです。まさに「玉手箱」ですね。
このプロジェクトの主体である宇宙航空研究開発機構(JAXA)が県内相模原市にあることとも相まって、中学入試の題材として扱われる可能性は非常に大きいといえるでしょう。入試問題の作成には時期的にギリギリかもしれませんが、大きなニュースになることでしょうから、「時事問題」として出題しやすいはずです。どこかで時間を作って、概要を説明しようと思っています。
12月5日にカプセルと分離するはやぶさ2の探査機本体は、地球へは帰還せずに、「1998KY26」という別の小惑星を目指して新たな旅に出るということです。到着は2031年という、浦島太郎もびっくりな壮大なプロジェクトとなります。(榎原)