前にブログに書きましたが、わが家の目の前にマンションが建ちそうだという内容のことです。その後無事にマンションは建ったのですが、最寄り駅から徒歩10分、住宅街にただずむこの物件にどれほどの人が応募するのかと、若干の興味を持って見ていました。完成近くなると、駐輪所に特設の受付が出来、週末は管理会社の社員と思われる人たちが見学に来る人たちに説明をしていました。それを傍目に見ていましたが、だいたい受付に関係者が鎮座していて、見学に来ている人はまばらだったように感じました。
二週間ほど紅白の垂れ幕は用意されていましたが、お客さんらしき人々は目にしませんでした。そうこうするうちにマンションは完成したようで、垂れ幕も片付けられてしまいました。「このご時世新築マンションでも人は入らないものだね」などと家人と話していたのも束の間、あれよあれよ引っ越し業者のトラックが横付けされ、完成と同時に全ての部屋が埋まってしまったようです。
後日オーナーであるご近所さんにお話を聞くと、完成前にほとんどお部屋は予約で埋まっていたそうです。受付の期間が短いのもうなずけました。「こんなご時世でも、売れる物は売れるものだね」と家人と話しました。わが家から見える景色も大分変わってしまいました。いずれこの景色にも慣れていくのでしょう。     吉川