2月から小学部では新学年としての学習がスタートしました。新6年湘進・私立中学受験コースを引き続き担当することになり、生徒たちにとっては新鮮味に欠ける国語の担当者として認識されている感がありますが、それを払拭していくことが私の使命だと心新たに臨んでいる次第です。
一方、新5年湘進・私立中学受験コースでは初めて担当する生徒も多く、生徒たちの反応も新鮮で、発言にも初々しさがあります。例えば、授業中に生徒を順番に指名して答えてもらう際に、私は「次の人」の代わりに「選手交代」と言って交代を促すのですが、新5年生たちはその都度「先生、私たちは選手じゃありません。」「何の選手?」など教室の雰囲気も良くなり、上々の反応があるのです。
新6年生の授業でも同じように「選手交代」を使用していますが、誰も何も反応せず、当然の如く「次の人」が発言を始めます。そこで、「君たちも新5年生の頃は・・・」という話をしてみると、「何が面白いのか全く分からない」とか「そんなことは無かった」とか否定的な発言が容赦なく浴びせられました。これも彼らの成長の証なのであろうと心中複雑な思いであります。今の新五年生たちもきっと来年の今頃にはこんな反応をするようになるだろうと思うと少し切ないような頼もしいような気がします。                              吉川