毎年このゴールデンウィークの時期には家の庭木の伐採が私に課せられた家での使命なのですが。今年に関して言えば天候と家の事情などが相まって満足に手入れが出来ませんでした。3月に専門の方に庭木の剪定をお願いして、かなり大胆に枝を落としてもらったのですが、それでも新緑の時期を迎えて木々の生長力というのには驚かされます。隣家との境にある桜の木は遠慮なくその枝で領空侵犯をしようとしていますし、車庫の後ろの伽羅の木は私の車に傷をつけようと容赦なく襲いかかってきます。そんな目に余るものだけを剪定するだけでも半日がかりの作業となってしまいます。私個人としては木々に対しての特別な思い入れは一切無いのですが、老父母にとってはそれなりの思い入れがあるらしく、庭師の方にはいちいち細かく注文をつけていたようです。私に対してもそれは一緒でやれ丸みがどうたら、そこを踏むなとか、センスがないとか罵詈雑言を浴びせかけてきます。本来であれば私も負けずに言い返すのですが、そんな罵倒を受けるのもあと何回あるのかと思うとそれも許せるような気がしてしまいます。そろそろ新しい剪定ばさみを買おうかと算段しています。(吉川)