今週で高校入試結果も出揃い、先月からの私立中学入試と併せて一年度が終了した感があります。全員が必ずしも思い通りの結果を手にした訳ではありませんが、人生という長いスパンを考えればこれはまだまだ一つの通過点でしかありません。とはいえ、一つの目標に向けていろいろな気持ちと折り合いをつけて、自分なりの経験を積んできたといことには違いありません。この経験を今後どう生かしていくのか、喉元過ぎれば熱さ忘れると言うには大きすぎる体験であり、まさに指針とすべき大きな貴重なこの経験を糧にして、より充実した日々を送っていって欲しいと思います。
生徒たちの、中学生に、高校生になったら部活動は何をしようとか、バイトをしてみたいとか、以前は出来なかったものに挑戦したいといった抱負を聞くのはとても楽しいことです。それが明確に決まっておらず、新しい環境に身を置くことへの不安を耳にするのも、そこにはどこか期待の芽が見え隠れしていて、新鮮に感じられます。たくさんの可能性を元手として新しい生活へと羽ばたいていく卒業生たちに心からエールを贈りたいと思います。(吉川)