2020年が始まったばかりで、再来年のことは早すぎるかもしれませんが、先日2022年のNHK大河ドラマの制作発表がありました。
それによると平安時代末~鎌倉時代前期を舞台にした『鎌倉殿の13人』で、2代執権北条義時を扱うそうです。今年は『麒麟がくる』で戦国武将、明智光秀が描かれます。では、来年は? あまり話題になっていないようですが2021年は幕末~明治時代前期を舞台にした『晴天を衝け』で日本の資本主義の父・渋沢栄一を扱います。渋沢栄一といえば2024年から発行が決まった新一万円札の肖像画(現在は福沢諭吉)に決まっていますね。

中学入試に出題されるテーマの一つにこの大河ドラマが少なからず影響します。ですからもうすぐ始まる今年の入試には明智光秀や渋沢栄一などが取り上げられることも十分に考えられます。とりわけ「渋沢栄一」は今年最有力候補です。大阪紡績会社の開業(1883)、綿糸の生産量が輸入量を上まわる(1890)、中国・朝鮮への綿糸の輸出が急増し輸出量が輸入量を上まわる(1897)など紡績業をテーマとした出題がみられるかもしれません。

次に受験を控える現小学5年生にも上で述べたような話をしました。来年の入試には明智光秀や北条義時が出題されるかもしれません。