日曜日に行った全国統一小学生テストにあわせて、保護者会を開催しました。ご出席いただいた方々には御礼申し上げます。
当日は”中学受験のすすめ”というテーマでお話しさせていただきました。小学校から目指すゴールが大学進学であれば、その過程において複数の選択肢があり、その中に中学受験があります。中学受験をしない。すなわち高校受験をするということになり、「受験」という道はいずれ通ることになります。高校入試の現状については、入試問題の難化と特色検査や面接試験の実施など入試制度のしくみに触れました。中学校での内申点については美術や体育などの実技4科目も主要5科目と同じウエイトであり、体育が苦手、絵を描くのが下手など実技科目が不得意であれば上位校・難関校を目指すことが難しくなります。高校受験では公立・私立を問わずこの内申点が重要になってきます。
中学受験が優位である点は、使用する教科書の違いにもあります。例えば数学みると「方程式」は公立中学私立中学ともにを学習しますが、続く「不等式」は公立中学では扱わず、高校1年生になって学習します。しかし多くの私立中学が採用している”体系数学(数研出版)”では中学1年生で学習します。また英語をみると、私立中学で採用の多い”New Treasure(Z会)”と検定教科書では3年間で扱う単語数が3300語に対して1300語程度しかありません。中1段階で扱う長文は300ワード、これは検定教科書の中学3年生が学習する量に匹敵します。
中高6年間をのびのびと送るために、中学受験を選択肢の一つとしてご一考いただければ幸いです。チャンスは一度きりです。