相模女子大学中学部の学校説明会に参加してきました。この日のプログラムの中心は教育活動と大学合格実績についてでした。
教育活動に関しては、7つのキーワードを掲げながら、生徒の成長・学力向上を目指す上で、最近よく目にするWell-beingを土台にしっかり取り組んでいるのだということを強調されていました。実際、7つのキーワードのうちの1つである「非認知能力」のセルフアセスメントで、主体性・柔軟性・ストレスコントロールに関しての生徒自己評価の結果を元に、分析し、それを教育の育成にどう落とし込むかを説明されていました。なかなかテーマ、課題が大きすぎてどこまでやりきれるているのか個人的には疑問を感じてしまいましたが、中学部の取り組みの中で、アサーショントレーニングによるコミュニケーション能力の育成に役立てたり、生徒主体の校則の見直しを実行したりしている等の具体例を示していただきました。
今春の大学合格実績については、一般選抜、公募制推薦、総合型選抜、指定校推薦、内部推薦と幅広い入試形態の元、合格者を出したそうです。中高一貫生と高入生との人数比率は1:5の中、中高一貫生は一般選抜と公募制推薦の割合が多めで、高入生は指定校推薦と内部推薦の割合が多いことがデータから読み取れました。これは私見になりますが、高入生はレベルの高い生徒が入学してくるので、高校でもしっかり成績を維持し、指定校や内部推薦で大学を決め、一方で中高一貫生は6年間様々な教育を受けた結果、チャレンジする高い気持ちを持ちながら実力をつけ一般受験に挑むのかなと勝手に分析しました。
横浜隼人中学も同様ですが、相模女子大学中学部は以前は穏やかな入試が続いていました。しかし、昨今は何が何でも定員を満たすまで合格者を出すということはしなくなりました。実際、今春の入試でも第1回の実倍率は2.44倍、第2回は2.72倍、第3回は4.33倍などでした。第1回入試は2月1日午前入試で各学校と競合している中で5人中2人しか合格することができないのは一昔前の相模女子大中学部の入試では見られなかった数字です。相模女子大学中学部もなかなか入学しづらい学校になってきたのだと認識することになりました。
学校にご興味のある方は直近では6月29日(土)に学校説明会があります。ホームページ等でご確認の上、足を運んでみて下さい。(二宮)