青山先生の投稿にもありましたが、現中学2年生が受験する公立高校入試からついに面接が「廃止」となります。事前に「面接シート」を提出しているとは言え、10~15分の短時間の面接で、結果を数値化して評価することは非常に難しいと思われますし、担当面接官の技量を疑うわけではありませんが、「採点の公平性」がどこまで保たれるのか大いに疑問を抱いていました。扱う高校側でも、極端に言えば全生徒の面接の得点をすべて同じにするなど、面接での差をつけないようにする学校もある中で、最高得点と最低得点の差を、100点満点中50点以上にする学校も見られたりと、対応が分かれていたことも事実です。また、出願時に願書と一緒に、志望動機や中学在学中の学習や教科外活動について自己アピールをする「面接シート」を提出することもなくなり、受験生の負担も軽減されます。特に、志願変更をしょうとするときの大きなネックになっていたことを考えると、受験生にとっては歓迎するべきことと思います。この面接廃止にともなって、調査書(通信簿)の各教科の観点別評価の「主体的に学習に取り組む態度」を数値化して資料とすることになるようですが、要は日々の学校の授業にしっかりと取り組むことが大切であるということになります。学力検査(入試)に上乗せする形で行われる特色検査の中で、面接を取り入れることは可能になるようですが、各高校の対応に注目といったところです。(榎原)
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