私立中学受験を控えた生徒たちは後十日もすれば本番を迎えることとなります。例年この時期にナーバスになる生徒がいたり、骨折などのケガをしてしまう生徒がいたりするものですが、今年は幸いそのような生徒はいません。ですが、油断は禁物です。昨年に引き続きコロナウィルスが猛威を振るい始めました。その感染力の強さには恐怖を感じてしまいます。数年間の準備期間を経てその努力を結実させるこの一週間に罹患すれば、合否の結果以前に養成してきた実力をぶつけるべき対象を喪失してしまうことにもなりかねません。もちろんその実力は自分の人生の糧とはなりますが、直近の目標を失うことにはなるはずです。まさにそれは恐怖と言えると思います。その最悪の事態を避けるべく各ご家庭のご配慮は並々ならぬものであることと想像できます。
いろいろな意味で厳しい状況での受験となると思われますが、手洗いうがい手指の消毒、検温等を徹底し万全の体調を維持して欲しいと思います。最後まで私たちもしっかりとサポートしていきたと思います。(吉川)