4月となり、新たに進学される生徒の姿を多く目にします。私は小田急線を使って通勤していますが、この数日も正装された親御さんと一緒に真新しい制服に身を包んだ初々しい姿を見ることができ、無関係な自分がとても嬉しい気持ちになってしまうのはとても不思議です。
このような時期なので、教室にもいろいろな訪問者が来てくれます。前に記事にしたと思いますが、大学合格の知らせをしに数名の卒業生が顔を出してくれました。先週は高校の制服を見せに卒業生とお母様が教室まで挨拶に来てくれました。私達の身を案じて栄養ドリンクと緑茶の差し入れまでしていただき、とてもありがたかったです。昨日は小学部卒業生の一人が中学受験コース6年生にと言って、大阪のお土産を持って教室を訪れてくれました。その中で、最近、教室卒業生数名とよみうりランドに行ってきたそうで、そのときの写真を見せてくれました。写真の中の皆の顔はとても生き生きとしており、数ヶ月前の顔とは全く違って見えました。そして、今日はそのうちの一人と湘南台駅でばったりと出会いました。本日から3日間限定で販売される崎陽軒のおにぎりしゅうまい弁当があったら買おうかなと店先でウロウロしていたところ、「先生、何しているの?」と声をかけられたという次第です。少々ばつが悪かったのですが、「そう言えば、皆とよみうりランドに行ったんだってね」と何食わぬ顔でごまかし、途中まで一緒に歩いて行きました。学ランに身を纏っている姿はすっかり中学生になっており、ヘラヘラした感じがあった児童の面影はなく、凜々しくなっていたのには少々驚かされました。因みにおにぎりしゅうまい弁当はというと完売していたようです。残念!また明日こっそり覗いてみようかと思っています。
そんなことで、新たな門出を迎えている姿を見て、初老の自分も何だか初心に立ち返って行動を改めねばという思いにさせられました。(二宮)