弊社の小学部は数年前から中学受験に特化したコースのみで指導しており、四谷大塚の提携塾として長い間カリキュラムに則って授業を行い、メインテキストを使用し、テストに参加してきました。
 そのメインテキストである「予習シリーズ」ですが、数年前に4年生用、5年生用、6年生用と順を追って改訂され、今春の卒業生たちが改訂された新しいテキストを使って学習を進めてきた児童達でした。改訂されたテキストを見た当初は例題があまりにも多く、内容も難しくなっており、これをどのように使いこなしていこうか頭を悩ませた記憶があります。ボリュームもありましたが、問題のレベルが段階的に構成されていたので、児童達の習熟度を考えながら、単元ごとにどのレベルの問題を使っていくか徹底させながら授業を進めていくことを心掛けました。
 その甲斐あって、今春の卒業生達だけのことを考えれば、各自の志望校にほぼ合格できましたので、100%満足とまでは言い切れませんが、十分に手応えが感じられた結果でした。 
 この大幅に改訂されたテキストを今後も使用していかなければならないので、今までの経験や反省を踏まえ、お預かりしている児童のことを考えながら、今年度は今年度で単体で考えていこうと思っています。
 入試問題の算数は、近年、思考力を問うものが増え、全体的に難化傾向にありますが、前期中は基礎力の定着に努め、一歩ずつ前進していくのがよいと思います。(もちろん、目指す学校にもよりますが・・・)。一週間の中での学習のリズムを固め、実力に繋がるような取り組みができるようにしっかりバックアップしていきたいと思います。(二宮)