問1 漢字・俳句の鑑賞 20点
問2 文学的文章の読解 24点
問3 説明的文章の読解 30点
問4 古文の読解    16点
問5 資料の読み取り  10点

出題構成、配点ともに昨年度と変化はなし。全体的に昨年度に比べて易しくなったように感じる。

問1 漢字の読み 頻繁 喝采 竹刀 諮る ※竹刀は全県模試で出題  諮る(はかる)の読みが難しかった。
   漢字の書き取り(マークシートの為、記述はない。同音異字・同訓異字を選択する形式)
   給料 (旧知 弓道 九州 給食)  誤算 (解散 酸素 算数 養蚕)
   集団 (温暖 団子 雑談 男性)  率いて (能率 徹底 法律 鉄則)
問2 問題の難易度はさほど高くない。かなり有名な作家とその作品で普段から本を読む人なら、予め内容を知っていてもおかしくない出典であった。その点では優位に働いた受検生もいたのではないかと想像できる。
問3 現代に合った内容で且つ明瞭な文章。問題の難易度も程よくしっかりと読解できれば十分に高得点が狙える。
問4 登場人物が3人いるが、今年度の内容は、従来ほど複雑ではなく、しっかり読めば十分に理解できる内容である。問題も平易であった。
問5 読まなければならない文章量が多く、同時に書かなければならない量も多くなった。解答時間が厳しかったかもしれない。

全体として、ピーキーな問題はあまり見られず、冷静に解き進めていけば、高得点を狙えると思うが、順番に解いていった受検生は、最後の記述の問題に時間が足りなかったというケース考えられる。いかに速く正確に文章読解ができるかがポイントであろう。(国語科担当・青山)