先月、紫金山。アトラス彗星(ほうき星)が日没後の西の空に姿を見せたのは記憶に新しいことと思います。メデイァやSNSでも取りあげられていました。
今年も残り僅かになりましたが、11月・12月と夜空ではまだまだ天文ショーが観られます。

まずは”おうし座流星群”が12日に極大を迎えます。夜9時半以降の南の空、有名なオリオン座の右斜め上あたりに赤く輝く一等星アルデバランが目印。その付近に放射点がありますが、流星は空のいたるところに出現します。また今回は発生数というよりも、火球と呼ばれる非常に明るい発光が観られ可能性があります。運よく観られたらラッキーですね。
 そして翌週は”しし座流星群”です。17日に極大を迎えますが、こちらは春の星座、昇ってくる時間を考えても夜中の3時頃と観測には厳しい条件です。
 次の楽しみは、土星と月の”土星食” 月食はよく耳にしますが、今回は土星が月に隠れて、その後また姿を見せる問うものです。12月8日の夕方6時20分ごろから7時1分までの時間です。上限の月の右側から土星が隠れる様子が肉眼でも観測できます。
 最後は”ふたご座流星群”です。12月14日に極大を迎えますが、こちらも夜半過ぎから明け方と観測条件が厳しいです。さらに月明かりも気になるところでです。街灯などがなく開けたところであれば期待できそうです。

いずれも夜は気温が低くなるので、眺める場合は防寒対策を忘れずに(青山)