今回行った中学3年生の父母面談では、主に私立高校の受験についてお話しさせもらいました。
公立高校は学校の情報が比較的手に入りやすいですが、私立高校となるとわからないことが多いものです。
その中でも、多くの受検生が対象となる、”公立高校を第1志望に考え私立高校を滑り止めに受験する”、いわゆる「併願入試」についてみてみましょう。
神奈川県では、確約併願という仕組みをとっています。この確約というのは、成績基準をクリアすれば、原則不合格にはならないということです。
確約併願で注意する点は、確約は1校のみ、12月第1週時点で学校を決定しなければならない点です。このため、公立高校の受験校選定よりもかなり早い時点で私立併願校を決定することとなります。
さてその成績基準ですが、この基準は公開されることがほとんどなく、中学校や学習塾からしかそれを知るすべがありません。さらに中学校よりも学習塾の方が私立学校とのつながりが深いので、中学校よりも早い段階で情報を得ることになります。先日も、中学校では基準に足りないと言われた生徒がいましたが、こちらの情報では問題なく確約がとれる成績でしたので、不安にならなくていいと伝えました。成績基準は学校ごとに異なります。さらに加点優遇など学校独自の選考基準がありますので、中学校よりもまずSHOSHINにお聞きください。
また、併願受験をする場合、公立高校の合格発表前に入学手続きをすることになりますが、その際に費用が掛かる学校と、そうでない学校があることも併願校を選定する場合には、注意しなければなりません。県内の多くの私立学校は延納または手続き期限を公立高校の発表日以降に設けています。このような学校では余計な出費はありませんが、数は少ないですが一部の学校では、余計な出費が必要です。以下の8校では¥50,000~¥150,000の出費になりますのでご注意ください。
【一部延納校】(2025年度入試)
日本大学高校 桐蔭学園高校 桐光学園高校 麻布大学附属高校 東海大学付属相模高校 平塚学園高校 鎌倉学園高校 日本大学藤沢高校
面談期間でなくても、わからないことや不安なことがありましたら、SHOSHINにご相談ください。(青山)