24日間の夏休み講習会お疲れ様でした。当初立てて目標はどれだけ達成することができましたか。朝の質問室から始まり、講習会の授業、そして夜の自習室と、端から見てよく頑張っていたことが伝わりました。
さて、6年生は9月から12月まで毎月合不合判定テストが行われます。夏の成果がどれだけ結果に表れるのかとても楽しみではありますが、そう直ぐに結果に結びつかないのは例年よくあることです。場合によっては「あんなに頑張ったのに偏差値が下がった」ということもあり、何がいけなかったのか悩んでしまうご家庭もあります。しかし、そう悲観することはありません。この偏差値という数値は扱いが中々難しいのです。自分が頑張っていても他者がそれ以上に頑張って結果を残せば、自分の実力は間違いなく上がっているにもかかわらず、相対的に見る自分の位置(偏差値)が下がるということになるからです。例えば、社会や理科が得意教科で今まで大きくアドバンテージを持っていた児童も、周りがこの夏、基本事項を固めて学力の底上げを行い、得意だった児童とのギャップを埋められたら、自分の実力は微増していていても偏差値が65くらいとれていたのが58くらいに数値が下がるというケースはある訳です。
もちろん、模試を行えばしっかり偏差値や順位、志望校判定が出ますから気になるところではありますが、間違えた箇所、特に全体の正答率が70%以上の問題で取りこぼしたところをしっかり確認し、次に繋げる作業をしていけばよいと思います。ですから、模試の偏差値が下がったからと言って焦ったり、悲しんだりする必要はありません。ましてや志望校を大幅に変更する必要もありません。
前期同様、9月からも父母面談を行います。ご不安なことなどはその場でしっかり伺いますので、気の済むまで思いをぶつけていただければしっかりご回答させていただきますし、今後の対策などもアドバイスいたします。遠慮なくご相談ください。(二宮)