今週は中学3年生向けの特色検査対策の授業が始まりました。専用教材を用い独特な問題に取り組んでいきます。
神奈川県の高校入試では、5教科の共通選抜入試問題と別に自己表現検査(特色検査)を採り入れている学校があります。
対象校は、湘南、鎌倉、茅ヶ崎北陵、大和、希望が丘、横浜平沼、柏陽など全18校です。
試験時間は60分、試験日は共通選抜とは別日、多くの場合は翌日に実施されます。
試験問題は大問4題。この内2題は各校共通問題で、問1は英語の発展的読解問題、問2が理数系の発展問題になります。
問3~問6は共通選択問題でこの中から各学校が2題を指定します。例えば、今春の入試では湘南高校が問3・問4を選択、鎌倉高校が問3・問5を選択しています。
初回の授業では英語に挑戦しました。今回扱った問題は英文で書かれた5つの条件から類推するものです。A~Gの7人のメンバーが8つの部屋のうちどの部屋の住んでいるのか考えていきます。●Bは2階に住んでいて、この階には2人しか住んでいない。●AはFの隣に住んでいるがFの隣には誰も住んでいない。●Dの住んでいる階には3人住んでいる。など
英文が難しいというわけではなく、そこから読み取り、情報を処理する応用力が求められます。今回扱った問題は、小学生が受験する中高一貫校の適性検査問題によく似ています。柔軟に物事を考えるチカラが大切です。(青山)