先週の土曜日、恒例となりました親と子の私立中学受験講座第Ⅱ部が行われ、近隣のおよそ30の私立中学の入試問題の分析発表が行われました。私の担当の罹患分析発表は、4教科中4番目で、まぁ毎年の定位置でした。これには訳がありまして、つい熱が入ってしまい、発表時間が延長しがち先生方のために時間調整の役目を買って出ているのです。ところが今年は、どの先生もほぼ時間通りに発表を終え、久々に十分は発表時間を使って、お話しをすることができました。
入試問題についていえることは、DNA(遺伝子の働きをする物質)やpH(酸・アルカリの度合いを表す指数)など中学校の学習指導要領で新しく取り挙げられている用語や内容が、中学入試にも浸透しつつあるということです。入試問題を作成している各中学の先生方は、その中学で理科を教えている先生と思われますので、当然中学校の教科書は目にしているでしょう。入試問題に取り入れられる題材を一番「身近な」教科書に求めることは十分にあり得ると思います。他教科も含めて、SHOSHINでは幸いにもスタッフ数に限りがあるので、小学部の担当が中学部でも同様の教科を担当しています。もちろん、中学校の教科の内容をそのまま小学生に指導することは難しいことですが、それをかみ砕いて説明してあげることは十分可能です。
今日から夏休み講習会が始まり、中学受験コース6年生は、実践的な問題に取り組むことになります。こうした問題の説明の中に、分析したことをうまく役立てていきたいと思っています。(榎原)