先週の土曜日に「親と子の私立中学受験講座Ⅱ部」を開催しました。
当日は暑い中、多くの方にご参加いただきありがとうございました。近隣30校の今春の入試問題を分析した結果をご報告させていただきました。
社会科では、漢字指定の学校が30校中26校あり、用語・人名などは漢字で書くことが求められています。指定のない4校は栄光学園・聖光学院など上位校でした。
記述式の解答が求められる学校も30校中26校で、用語説明など基礎知識を問うものから、グラフや資料を読み取りそこから自分の考えや意見を書くものまでさまざまな出題が見られます。
さらに、社会というと地理分野、歴史分野、公民分野のほかに時事問題が出題されます。30校中28校で出題されています。高校受験では見られない中学入試独特の出題です。例年その年の1月から12月までのニュースが取り上げれますが、中には今年1月1日に起きた能登地震が出題された学校見られまし。今年はニュースとなるトピックが豊富で、いわゆる”当たり年”です。20年ぶりの新札発行、今週から始まるパリ五輪、首相の交代、都知事選挙など今の時点でわかっているものだけでも十分すぎるトピックがあります。この先新たな出来事があれば、その候補になるでしょう。
さらに、周年問題。例えば2024年から100年前に高校野球で有名な「甲子園球場」ができました。そして2年後の2026年は60年に一度くる丙午(ひのえうま)の年にあたります。このように、甲子や丙午などの十干十二支(じっかんじゅうにし)が出題されることも考えられます。

当日、配付したプリントのおまけとして出題した問題。今年37年ぶりに国立公園が誕生しました。どこの都道府県でしょうか?

正解は、北海道です。国内35例目の国立公園で、北海道では7つ目になります。
  名称は、日高山脈襟裳十勝国立公園 です。(青山)