法政大学第二中・高等学校はタワーマンションが林立する武蔵小杉が最寄りの駅になります。湘南台からは相鉄線直通で行けますから以前と比べるとかなり通いやすくなりました。駅からは住宅街を抜けて10分ちょっと歩きますが、フラットな道ばかりなので苦にはならないと思います。
ご存知の通り、この学校は法政大学の付属校で2023年度の法政大学推薦進学率は87.1%です。ほとんどの生徒がエスカレーターで法政大学へ進学することになりますが、現役で東京六大学へ進学できることを考えますと、付属校のメリットは十分にあると言えるでしょう。
それ以外の生徒の進学先は難関国公立や私大となりますが、2023年度の進学結果は、東工大1名、横浜国大2名、電気通信大1名、早稲田大2名、慶應大9名、上智大10名、東京理科大4名、明治大7名、青山学院大2名などが実績になります。錚錚たる学校が上がりますが、学内での他大学受験のサポートは多くはないと伺ったことがありますから、受験をお考えの方はこのあたりをしっかり確認する必要があると思います。ただし、有資格者全入制度というのがあり、3つの条件はありますが、それを満たしていれば、法政大学の推薦権を持って他大学への受験が可能なので、この点はメリットも感じられます。注意点は、法政大学専願者の志望学部が優先されますから、人気のある学部の枠がなくなる可能性があることは頭に入れておかなければなりません。
2025年度の一般入試は、例年と変わらず、第1回が2月2日(日)、第2回が2月4日(火)、帰国生入試は1月12日(日)に予定されています。もともと男子校だったので、女子の枠が少なく、女子児童にとっては厳しい入試が続いていましたが、今春入試から男女定員枠が1:1になりました。具体的には第1回は男女各70名、第2回は男女各35名となりました。例年、合格最低点は62%~65%あたりで推移していますが、算数の問題を見ても幅広い知識と思考力が要求される中々難しい問題も含まれています。少し先の話にはなりますが、過去問題にしっかり取り組み、その対策を立てていかなければなりません。9月以降4回ほど学校説明会が予定されています。ご興味のある方は、学校のホームページで確認し、足を運んでみてください。(二宮)