先日受験してもらった合不合判定テストの個人結果表が四谷大塚から送付されてきましたので、昨日の授業内で受験者に返却致しました。先週の中頃には速報値として得点と偏差値は分かっていましたので、児童一人一人と簡単な面談を行い、反省会は終了しています。
ここでの児童ごとへのアドバイスはもちろん様々なのですが、結果を通してみると、勉強不足の面も一部あるのですが、やはりケアレスミスを防げなかったり、問題文をよく理解していなかったり、思い込みによる失点だったりなどまだまだ勿体ない部分が多いと感じました。全く分からなかったのなら諦めはつくのですが、理解しているのに得点に結びつかなかったことはとても悔やまれます。
個人指導や質問室でテストの解説をしてあげると「なんだ簡単じゃん。」とか「あと5つは丸がついてたな。」と大口を叩く場面もあったりするので、「そうは言うけどこれが君の実力だから!」と一蹴してあげます。
入試では一発勝負です。正解だったかそうでなかったかです。普段行ってもらっているような何度もやり直しをして丸がすべてついて「はい、合格!」という訳にはいかないので、簡単なミスを繰り返しているようでは入試においては合格を勝ち取るには程遠いと言わざるを得ませんから、このことをしっかり理解しなければいけません。
ここで、普段児童達に伝えていることを再度確認しておきます。
①焦って取り組まないこと(計算ミスやケアレスミスをしないために)。
②周りを意識しすぎないこと(変なプライドを持たず、自分の足下をしっかり見つめて取り組むことが大事)。
③問題文をしっかり読むこと(どんな条件がわかっていて、何を答えなければいけないのかを確認する)。
④計算も含め、過程をしっかり書くこと(余白にごちゃごちゃ書くのではなく、ノートに自分の考えをしっかり記しておく)。
⑤質問室で教えてもらった問題は必ず自分で再現してみること(決して答えだけを写して提出しない。また、わかったつもりで終わらせない)。
⑥わかる範囲で線分図や面積図など描き、しっかり考え抜く癖をつけること。
これらのことを忠実に守って取り組んでいただければ自ずと算数の基礎学力は安定していきます。今後も粘り強く指導していくつもりですが、中学受験コース生の皆さんも今一度これらのことを確認していただき、今後の算数の学習の心構えや取り組みに生かしていってもらいたいと思います。(二宮)