今回は2024年度中学入試の変更点です。数ヶ月前にもその時点で判明していた記事を書きましたが、今回も新たに判明したものを含めてご報告させていただきます。重複する内容もありますが、ご了承ください。

【鎌倉女学院】
 2次試験が2月4日午前から2月3日午前に変更されます。また、帰国生入試を2023年11月25日に新設されます。

【湘南白百合学園】
 2月1日午後の1教科入試ですが、算数と国語の併願受験が可能となります。しかし、あくまでも1教科入試なので、2科総合判定ではなく、各1科による判定となります。

【聖セシリア女子】
 2月1日午後のスカラシップ入試が、算数のみから算数か国語の選択ができるようになります。

【清泉女学院】
 3期入試を2月3日午後から2月2日午後へ、SP入試を2月2日午後から2月4日午後へ、AP入試を2月5日午前から2月4日午後へ、それぞれ日程が変更となります。

【武相】
 2月8日に第3回入試が新設されます。募集定員は20名です。

【横浜共立学園】
 A入試・B入試とも面接が廃止されます。

【横浜雙葉】
 2月2日午前に第2回入試(4科)が新設されます。また、2月の一般入試での面接は廃止されます。さらに、2月に行っていた帰国生入試を取りやめ、12月のみの実施に変更となります。募集定員は、第1回入試が60名、第2回入試が30名の予定です。

【川崎市立川崎高校附属】
 公立中高一貫校の情報です。面接検査が廃止され、適性検査のみとなります。

※【聖園女学院】
 高校入試の情報になります。2024年度入試から高校入試の導入が始まります。詳細は9月中旬以降に学校のHPで告知されるとのことですが、高校入試説明会が10月14日と11月25日に予定されていますので、ご興味のある方は是非参加されるとよいと思います。

※【横浜創英】
 高校入試の情報です。2024年度入試において、特進・文理コースの推薦入試、オープン入試は従来通りですが、普通コースの募集が停止され、一般入試の併願確約での募集も中止されたす。逆に、帰国生入試を新たに導入します。

 その他にも、東京の大学付属校、系属校にも動きがあります。2026年から明治大学付属世田谷に変わる日本学園ですが、3回の入試すべてで2科4科選択から4科入試のみと変更になります。明治大学の付属校に至る準備期間から早速動きを興すようです。同様に香蘭女学校も立教大学系の学校ですが、2月1日午前の第1回入試が2科4科選択から4科のみと変更になります。

 このように、神奈川では女子校を中心に2024年度入試に動きがありました。特に、横浜御三家の横浜共立と横浜雙葉、人気校の鎌倉女学院で動きを見せたことは十分に予想ができました。この3校は四谷大塚の偏差値でこのところ大きく下げていましたので、学校改革の一つとしての動きを見せたことになります、次の一手二手にあたる動向も気になるので注意が必要です。(二宮)