茨城県取手市の取手緑地運動公園で、とりで利根川大花火のフィナーレとしてスペシャルドローンショーが行われたという番組を見ました。通常の花火大会の後に500機のドローンを使って、立体感のある金魚やひまわり、カブトムシなどが夜空に映し出される演出は見事というしかないものでした。
そもそも500機のドローンが衝突することなく、次から次へと夏の風物詩を映し出すこと自体、考えられないことでしたが、どうやらAIを駆使して計算されたプログラムによるものだそうです。そのためには、各ドローンの正確な位置情報が必要とのことで、GPSよりも高精度な測位が可能な「RTK」を使っているということが紹介されていました。初めて耳にする言葉でしたが、その精度はわずか数センチの誤差ということらしく、人間による技術の凄さには改めて驚かされました。
最近は、ドローンというとあまり良いイメージがありませんでした。ロシアとウクライナによる戦争で大きな兵器として活躍していることをニュースで何度も目にしていたからです。しかし、ドローンは人間が入り込めない所に入り込んで映像を入手できたり、遠隔地に物資を届けたり、今回の番組で取り上げられたような人を幸せにするような使い方もできるので、このような素晴らしい技術を地球人のために良い方向で使われることを願いたいと思います。(二宮)