昨日の朝、残念なニュースを聞くこととなりました。子供のころNHKの教育テレビでよく見ていた番組「なにしてあそぼう」に出演されていた”ノッポさん”こと、俳優の高見のっぽさんが、昨年9月に享年88歳で亡くなられていたことが分かったとのことでした。本格的にノッポさんとして世に知られるようになったのは、「なにして…」の後継番組となる「できるかな?」が始まってからのことになるようですが、こちらの番組も対象年齢を外れていましたが、時折視聴させていただいてました。どちらの番組も”造形遊び”を伝えるものだったと記憶しています。使い終わったマヨネーズのチューブ、新聞紙や割り箸など、身の回りにあるものを材料に、簡単なおもちゃをつくって見せてくれる番組でした。基本的にノッポさんは無言で、パントマイムのような演技をしていましたので、その仕草や表情から何を言おうとしているのかを考えなくてはなりませんでした。夢中で画面を見ていた記憶があります。今思えば、小さいながらも想像力を育まれたといってもいいかもしれません。小さな子供たちに向けて、晩年まで笑顔を絶やすことなくご活躍された方だったようです。ご冥福をお祈りいたします。(榎原)