私の今年度の時間割で火曜日はフリーな時間があるため、そこを利用して前期は計算問題集で苦戦気味の児童を対象に「計算演習講座」を開催しました。後期は計算問題集も終了しているので、その講座を行う必要もなく、不定期ですが、テーマを決めて補習授業を行うことにしています。
先月も行いましたが、今日も17時より合不合判定テストの算数解説を行います。個人結果も出て、自分はどこが分かっていなかったのかがはっきりしているので、そこをしっかり確認してもらいます。最後の方の問題は解説から外し、最初から中盤あたりまでのいわゆる基本・標準的な問題の習得を目標とします。
今回の算数の偏差値だけを見ると今後に向けて不安にさせられてしまう部分もありますが、担当からするとそこまで理解できていないとは思っていません。むしろ、もっとわかっているはずだと理解しています。実際、質問室で解説をしてあげると私の説明をよく理解できています。つまり、そこまでの力は備わっているのです。ただ、一人で問題と向き合ってみるとなかなか思うように問題を切り崩せなかったり、私が説明時に提示してあげる線分図や面積図がスラスラ描けなかったために正解に近づけなかったりしているので、このあたりの強化を繰り返し、行っていくしかありません。本日も一つ一つの問題をしっかり解説していきますが、おそらく解説の内容は概ね理解はできると思います。ただ、この後が大切です。解説を聞いて板書を写して終わりではいけません。「分かったつもり」が一番いけません。これを繰り返してきたから理解が中途半場で終わってしまっていることが多いのだと想います。私が日々繰り返し伝えているように一度解説してもらった問題は己の力で何度でも繰り返し解き直していただきたいと思います。この「再現力」が今後の得点に繋がっていきますから、それを信じて粘り強く反復練習を心掛けていってください。(二宮)