先日、神奈川県公立高校全日制の 2023 年度入試における入学定員目標が公表されました。

2023 年3月の公立中学校卒業予定者は 67,994 人で今年度の67,039人より955人増えました。一方公立高校の(全日制)の募集定員は 40,750 人で今年度の40530人より220人増えました。この結果、公立中学校卒業予定者に対する公立全日制入学定員目標の割合は 59.9% となりました。(今年度60.5%、昨年度61.0%)
卒業生に対する募集定員の割合は公立6割:私立4割で例年と変化はありません。各高校の募集定員は今月末に県教委から発表があります。2013年から始まった共通選抜。全受検生に対する面接試験は現中学3年生が最後となります。

現中学2年生からは、共通選抜の募集人員の10%の人員を選考する第2次選考は実施した検査の結果と調査書の各教科の第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価により選考することになります。さらに入試と内申点の割合も現行の3:5:1や4:4:1が6:4や5:5のように変更となります。新学習指導要領の関係で、社会科の歴史の教科書が新しくなり、現中学3年生では扱っていない世界の歴史の部分が出題されるようになります。

現中学1年生からは、生徒数減の関係から学校の統廃合が行われます。統合予定の高校は、田奈(横浜市青葉区)・麻生総合(川崎市麻生区)、旭(横浜市旭区)・横浜旭陵(同)、横浜桜陽(横浜市戸塚区)・永谷(同市港南区)、藤沢清流(藤沢市)・深沢(鎌倉市)、小田原城北工業(小田原市)・大井(大井町)です。
※左に記載した学校が廃校となり、右の学校と統合されます。過去の統廃合の結果をみると、統合校(右側)でも校名の変更が行わることとなりそうです。例)大清水・藤沢➡藤沢清流
この地域では深沢高校が廃校となりますから現中学2年生の募集が最後となります。(青山)