夏休み講習会を経て、先日、公開組分けテストが行われました。講習会中は6年生は全分野の基本的な問題の確認に徹して時間を費やしてきましたから、今回のテストでどれだけ対応力を身につけられたのかを確認する意味でとても楽しみにしていました。
 結論から申し上げますと、私の考えていた以上の成果が表れていたと感じました。もちろん、9月の現段階としての話なので、すべてにおいて十分という訳ではありません。ミスにより取りこぼした問題もあれば、対応できなければいけないもので失点していたりもしていました。それでも、今まで3桁超えの得点を成し得なかった児童達の半分が3桁超えに達していたことは自信にも繋がったでしょうし、今回3桁にいかなかった児童も一緒に頑張ってきた友達がそのような成果を出したことに対して次は自分もという気持ちにもなれたことと思います。
 6年生は今週末に第3回合不合判定テストも控えています。大事なテストが目白押しですが、一つずつにしっかり取り組み、真剣勝負の場でも平常心を保ちつつ、自分の力を最大限に発揮することができる対応力を養っていってもらいたいと思います。
 最後に、テストの見直しに関してです。自分の目指す学校のレベル、現在の算数の習熟度にもよりますが、過去にも申し上げた通り、最後の2~3問は手つかずの状態でよいと思います。現在の自分の実力を考えたときにかなりかけ離れた問題に多くの時間を費やして見直した結果、ほとんどその問題も理解できなかったというよりは、あと少しのところで得点に繋がったのにという問題を3~4問に絞ってそれを徹底的にマスターしていった方が効率的だと思います。それを何回かのテストでぶれずに行っていけば、必ず全体的な得点力アップに繋がるはずです。入試本番まで残り150日を切りましたが、まだ時間は十分にあります。その都度、取り組むテーマを定めて、一つ一つしっかり消化していくことを心掛けてもらいたいと思います。(二宮)