再来週から夏休み講習会が始まります。受験学年にとっては天王山と呼ばれる大事な期間となります。暑さに加えて、コロナウイルス感染拡大の第7波が押し寄せており、大変な夏休みとなりそうですが、現状と向き合いながらしっかり乗り切ってもらいたいと思います。
　そんな中で、教室の方では夏休み講習会の募集を引き続きお受けしております。すべての学年に空きがありますが、特に小学5年生と中学2年生の募集に力を入れています。その理由について、私が担当している算数、数学の単元でお伝えします。
　小学5年生ではとても重要な単元が集中しています。小数のかけ算・わり算、立体の体積、平面図形の角と面積、速さ、割合など、中学数学に繋がる大切な単元ばかりです。ここを中途半端に通過してしまうと、先の学年で取り返しのつかないことになってしまいます。実際、今までお預かりした生徒のことを考えても、割合や速さがよく理解できていないまま中学生となり、それが影響して方程式の速さ関係、割合関係の問題が全く解けないというケースをよく見かけます。図形の問題もかなり経験を積まないと上手に解き進めることができません。
　中学2年生に関しても同様です。式の計算はもちろんのこと、連立方程式、1次関数、合同な図形など高校入試に頻出な単元を多く学習します。学習内容もさることながら、中学2年生の後期内申点は高校入試に必要な資料となります。後期の後半に何とかしたいからと言って塾通いを初めても中2の内申点に限って言えば手遅れと言わざるを得ません。しかし、この時期から頑張り始めれば内申点の挽回も可能ですし、来る入試に向けての実力養成も可能です。内申点だけが重要なことではありませんが、オープン入試を除けば、私学を併願する場合、内申点をどれだけ持っているかで受験できる学校が決まってしまいます。公立志向の強いこの地域ではどの私学が併願できるのかはとても大きいことだと思います。
　お預かりした児童、生徒のご希望（実力アップだったり受験校だったり）をスムーズに叶えるためにはある程度の準備期間が必要となります。それを考えると、小学生なら小学5年生から、中学生なら理想は中学1年生からですが、ギリギリで中学2年生の今の時期に動き始めないと負担が増すばかりです。
　このような考えで、他学年の募集も含めて強化中です。お知り合いの方でこれから塾を探そうと考えられている方がいらっしゃいましたらご紹介いただけますと助かります。講習会を除けば無料体験授業も可能ですから、お問い合わせいただければと思います。（二宮）