先週、2023 年度 神奈川県公立高校入試の選考基準が公表されました。現行の入試制度最後の年となる現中学3年生には、志望校受検の目安にもなる基準です。主な変更点は次の通りです。
第一次選考(定員の90%)では重点化を廃止した高校が2校。近隣の学校には変更がありませんでした。
第二次選考(定員の10%)では比率変更を変更した高校が3校。こちらも近隣の学校には変更がありませんでした。
今週の授業内で、この資料を含め高校入試についての資料を配付します。
参考資料:令和5年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概要➡リンク先はこちら
主な比率(内申:学力検査:面接)に関するポイントをあげてみますと、
3:5:2=内申1ポイントで入試得点2.22差→中3の成績は2倍されるので実際は4.44点差になります。
以下同じようにみていくと
4:4:2=内申1ポイント2.96→中3の成績5.92、ところが学力検査の比率が4なので入試は0.8倍の400点満点➡5.92÷0.8→7.4点差になります。
5:3:2=内申1ポイント3.70→中3の成績7.4、入試は0.6倍の300点満点➡7.4÷0.6→12.66点差になります。
このように内申1ポイントの差が入試得点の4.44、7.4、12.66点の差になっていきます。内申1ポイント分の重みをしっかり理解して成績アップをめざしていくことが大切です。
ここで書いた内容は、現中学3年生までの内容です。現中学2年生・1年生はこの比率ではありません。これまで主に2割の比率をもった一律の面接が廃止になり、特色検査の一部の組み込まれるので、内申:入試得点の比率は「2:8」~「8:2」の範囲で決めることになります。