小学部の新年度が始まって早くも一ヶ月が経ちました。中学受験コース6年生たちのスタートはまずまずのものだと感じます。しかし、算数の底上げを課題としている児童が多いことを考えますと、担当としては計算問題集の取り組みはもちろんのこと、授業内容の復習など反復練習をもっと積極的に取り組んでもらいたいという思いでいます。
そこで、先週の金曜日、授業内に週間学習計画表を作成してもらうための用紙を配布しました。作成するにあたり、目的や注意点、アドバイスもしました。
今のところ漠然と学習を進めていたと思いますが、学習計画表を作成し可視化することで行動しやすくなります。できれば、家族全員の見える所に貼れば行動が共有できますし、このように頑張るという覚悟を示すことにもなります。
次に、細かい内容です。どの曜日のどの時間帯で自分の自由にできる時間があるからこの教科の学習をしようという枠組みを決めます。表の中には物理的にそれくらいしか埋めることができませんから、別紙に各教科の具体的目標を書くのが良いと思います。例えば、「算数の偏差値を50にする」ではいけません。偏差値を50にするためには何をどれだけいつまでに行うかということが具体的な目標です。そのとき、中期目標と短期目標があるとよいでしょう。短期目標があれば、達成感も感じられるでしょうし、微調整もしやすくなるのでお勧めです。別紙以外に付箋を利用するといろいろと便利です。いろいろ記入できますし、やるべき優先順位を並べたり、入れ換えたりすることもできます。終わったものに関しては剥がすこともできますから、上手く活用するとよいと思います。
提出してもらったら、各自と面談を行う予定です。そこで、内容をチェックし、更なるアドバイスができればよいと思っています。(二宮)