今年もプラスの生徒を連れて凧揚げに行ってきました。当日は今までにないくらいの絶好の凧揚げ日和で寒風の吹きすさぶ中凧揚げをしてきました。例年、無風で凧が揚がるまで相当の時間を費やすのですが、前述の通り当日は絶好のコンディションでしたので、凧自身がまるで生き物でもあるかのごとく一気に上空へと舞い上がっていきました。つまり上空に凧を揚げるまでのプロセスを一切排除した状態での凧揚げとなったのです。考えてみれば、凧揚げは揚げ手が地上を走り回ることで凧は少しずつ高度を上げていき、ある程度の高さに達することで安定しその手応えや手元の反応を楽しむものであるのですが、その一番の肝ともいえる過程を経ずに安定してしまえば自ずと楽しみも半減してしまうものです。生徒たちが「一気に揚がってつまらない。もっと低いところを飛ばしたい。」と言うのも無理はありません。その結果、生徒たちはものの十分程で飽きてしまい、遊具遊び等をし始めてしまいました。
教訓的な事を言えば風の強い日が必ずしも絶好の凧揚げ日和ではないということになるのでしょう。来年はどうするか今から考えておくことにしました。(吉川)