夏至も過ぎ、来月からはいよいよ夏休み講習会に突入します。受験生にとっての天王山に向けて前期中にできることはやっておかなければという気持ちで生徒達に発破をかけ、ここまで来ました。しかしながら、中学受験コース6年生そして中学3年湘進コース生を見るとまだ受験は人ごとのように感じているのか危機感はなく、このままで本当に大丈夫なのかと不安を感じさせられます。
中学3年生は12月まで新出単元が続きますから基本的に学習内容を一つ一つ固めていく作業になります。それに対して、中学受験コース6年生は5年生の間で新出単元が終わっているので、基礎をどれだけ固められるかで学力の向上が見込まれます。これがどの時期になるのかで志望校のレベルも決まってきます。正直なところ、現状では非常に厳しいと言わざるを得ませんが、この状況をどう打破していくか。
休み時間の過ごし方にしても質問室の参加率にしても卒業生たちの同時期の状況と比較するとそのギャップは大きく、まずは受験生としての姿勢作りからしっかり見つめ直さなければいけないと思います。講習会前の一ヶ月は前向きに軌道修正する期間と捉え、全力で向き合っていくつもりでいます。皆のこの夏の頑張りにもちろん期待はしていますし、担当の一人として責務を全うするつもりでいますが、(中学)受験するのは自分たちです。また、それを決めたのも基本的には本人な訳ですから、一人一人の強い気持ちにかかっていることも忘れないでもらいたいと思います。(二宮)