この間の日曜日に公開組分けテストが行われました。既に速報で結果を確認されたご家庭も多いかと思われます。テストは受けっぱなしにせず、しっかり確認、復習しておかなければなりません。そこで、今回は中学受験コース5年生に向けての記事となります。
新出単元である1回から4回の授業内容を受けて、5週目に総合回を行い、今回初めて公開組分けテストを経験しました。これで一回りしたことになり、今後この形が繰り返されることになります。普段授業を行っている側としての印象ですが、とても真面目で一生懸命さが伝わってきます。それでも一週間の流れの中で四教科をしっかり学習していくことが不慣れな5年生にとって範囲の広いテストはまだハードルが高いと感じます。しかし、時期的なことを考えるとしょうがないことだと思います。かなり慣れている6年生でさえ、苦戦するのですから。中学受験の勉強を始めて間もない生徒もいる5年生では尚更です。それでも甘いことばかりは言っていられません。では、どうするのか。前期中はこの流れを少しでもスムーズにこなしていける要領と体力をつける期間と捉え、それに徹してもらいたいと思います。今は成績は二の次と考えておきましょう。
そのためには、まずは基礎基本の定着を目指すべく反復学習することです。同じ形式の問題が出たら必ず解けるように繰り返し練習することです。それができるようになったら少しずつ質や量のレベルを上げていけばよいのです。難しいことはこれからいくらでもやれるので大丈夫です。むしろ、初めから難しい内容も含めてすべてを追求しようとすると頭も時間も追いつかなくなり、逆に苦しむケースが多いと感じます。理解は後からでも追いつきますから、場合によって理解度が60%や70%くらいでも週ごとに区切りを付けて次の単元へと進んでください。
私が担当している算数に関しては、例題の確認、計算問題集の取り組み、予習シリーズの基本問題(算数が苦手な生徒は基本問題の1番だけ)を解けるように練習してください。今はこれだけに徹し、ここまでできることを目標にして頑張っていきましょう。あとは個々にアドバイスしていきたいと思います。4月中旬に父母面談も予定しておりますから、お子様の学習方法や進路のご相談など何なりとしていただければと思います。(二宮)
※今回の公開組分けテストの見直しは大問で言えば1~5ないし6あたりまでで十分だと生徒達に伝えてありますので、ご了承ください。