湘進では新小学三年生から新中学三年生まで全学年において新学年としての授業が始まったことになります。本年度はほぼ全学年を担当することになりましたので、先週は今まで指導していなかった生徒たちとは初顔合わせになりました。各生徒たちがどんな性格でどんなことに興味を持っているのかなど授業を重ねて量っていくことも中々楽しい作業になります。生徒の方でも私のことを量っているのがよく分かります。低学年の場合はこの警戒感といいますかそういったものは薄いようです。何を聞いてもざっくばらんに答えてくれます。学年が上がるにつれこの警戒感や猜疑心というものが強くなり、少し砕けた質問を投げかけても返答がないことが多々あります。最近の生徒は控えめな子が多いと一人で納得していたのですが、よくよく考えてみれば私の質問の質が落ちているのではないかと思い至りました。以前は定番だった野球ネタは昨今の野球人口の減少を思えば避けるべきかもしれません。自分を貶める自虐的なネタももう古いのかもしれません。
そんな反省を生かして、今後授業を重ね、この関係性を少しずつ融和させてベストな授業を目指すことが目下の私の責務だと思い日々精進していきたいと思っております。(吉川)