夏休み講習会も無事に終わり、後期の授業も予定通りスタートしました。SHOSHIN受験生の皆さんはこの夏休み期間中、とても頑張ってくれました。大きなアドバンテージを保持した形で後期に繋げられると確信していますが、今後の過ごし方が大切であることは言うまでもありません。入試まで残された期間は中学受験生で150日ほど、高校受験生で170日ほどです。これからの気持ちを入れた取り組みで学習の精度を高めていってもらいたいと思います。
【中学受験生】
今までの学習は単元ごとの復習を中心とした「縦割りの勉強」でした。これからは受験校の過去問題を中心に勉強していく「横割りの勉強」に移行していく時期となります。土曜日や日曜日など特にまとまった時間のとれるところで年度ごとの過去問題を解き、出題傾向を分析したり、間違えた問題のやり直しをしたりしていきます。忘れてしまっていた内容は、メインテキストなどを見直し確認していくという作業を繰り返していきます。また、9月から12月までは合不合判定テストが月一回のペースで行われます。ご家庭によっては、首都圏模試も受験したり、1月受験にチャレンジしたりすることになります。ここでは、本番さながらの実践を積む貴重な機会です。メンタル面の強化や時間配分を意識して取り組み、経験値を高めていきましょう。
【高校受験生】
まだ、新出単元を残していますから、12月までは基本的には今までと変わらない学習を進めていくしかありません。それでも12月以降からの過去問題の演習に備えて、中1や中2で学習した単元の復習を隙間時間を利用しながら確認していかなければいけません。具体的には、社会なら地理分野や歴史分野の確認、理科なら音と光、電流などの確認を早い段階から見直しておくということです。今後はやるべき量に対して時間が足りないことに気付き、焦りに繋がることも考えられますから、少しでも時間に余裕がある時期に動き始めるべきです。受験生であるという自覚を持ち、許される時間すべてを受験勉強に充てるというくらいの覚悟が必要です。また、モチベーションを保つという点では、進学したい学校を早めに決め、そこに合格するために何をいつまでにどれだけやっていくかを考えた戦略と行動力が合格を勝ち取るポイントとなります。
合不合判定テストの結果が出たり、前期の内申が出た段階で生徒個人面談をしたり、学習面での相談を受けたりしながら、今後も皆さんのお力になれるよう、スタッフ一同、共に頑張っていきたいと考えています。(二宮)