”夏至の日”に当たる6月21日の日曜日は、日本全国で『日食』が観られます。沖縄など西へ行けば行くほど太陽が欠ける割合が大きくなります。このあたりでも4割近く欠ける様子が観られるでしょう。方角は西の空。時間帯は夕方16時過ぎから18時くらいまでで、見ごろは17:00~17:20(17:10に最大)です。
日食は『太陽ー月ー地球』という並びで、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(全部)が隠される現象です。

ただし、観測するには『日食用のメガネ』が必要です。最近は市販のものも手に入りやすいので購入することをお薦めします。直接観るのは絶対にNG(ダメ)です。ひどい場合は失明してしまうことさえあります。また黒い下敷きの代用なども避けるべきです。
日食用のメガネがない場合は、ピンホールを用いる方法もあります。簡単な例としては、ラップの芯など筒状のものを利用して、片方にアルミホイルを貼り、中心に画びょうや針で小さな穴をあけます。もう一方の端にはクッキングシートやレジ袋などを貼ります。アルミホイルを貼った側を太陽に向けて反対側から覗くと、クッキングシートやレジ袋の部分に日食の形が映ります。

この次に日本全国で日食が観測できるのは10年後、2030年6月1日です。現在の6年生が大学を卒業する22歳の時です。梅雨時期なので天候が心配されますが、晴れるといいですね。

また、一か月後の7月下旬には、夜明け前の空に7つすべての惑星が勢ぞろいします。ただし天王星や海王星は大変暗い星なので探すのは難しいですが、他の5つの惑星は探すことができそうです。内惑星の水星・金星、外惑星の火星・木星・土星をいっぺんに眺められる機会は珍しいことです。