今週から、部分的にではありますが、公立の小中学校が再開となりました。考えてみれば生徒達は6月なのにまだ新学年となって二、三日しか学校には行っていないということになります。しかも、クラス全員が揃って自己紹介などをする機会も未だ与えられていないようです。そう考えれば今のこの状況がいかに特殊な状況であるかがよく分かります。
湘進でも今週からレギュラーの授業が再開となりました。久し振りに生徒達と顔を合わせましたが、ほとんどの生徒達が明るい表情を見せてくれました。中には久し振りの対面に、いやに余所余所しい対応をする生徒や、今までそんなことは無かった生徒がばかに礼儀正しい言葉遣いをしていたりと私との距離感を忘れてしまった生徒もいたようでした。
とはいえ、私の個人的な意見としては、やはり生徒の表情や反応を見ながら授業をするというのは教える側、教わる側双方にとってとても大切な事だということです。同じ時間や空間を共有することで伝えられることは沢山あるように思います。一方向でも伝えられることはもちろんありますが、理解の深度には個人差があります。その差に少なからず対応するのが私たちの意義ではないでしょうか。
生徒達にとって心地よい学習の場を提供できるように頑張って行きたいと思います。