藤沢の中学校では前期の内申点が出されました。今年中学生になった1年生は文字通り中学生となって初めての成績ということになります。中学1年生にはその違いを比較するべく材料がありませんが、中学2、3年生は前回の内申点と今回の内申点では観点別の評価が変わりました。国語は5つの項目で評価されていましたが、他教科は全て4つの項目で評価されていました。それが今回「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの項目で全教科観点別評価がなされています。従って、以前に比べて総合的な評価、つまり大雑把な評価になっているように感じられます。観点の項目が減るということは単純にそういうことになります。
 以前よりも評価する側に宰領する部分が多くあずけられていることにどんなメリットがあるのでしょうか。生徒に対して学級の運営は幾分し易くなるのかもしれません。ですが、評価の透明性という点においては遅れをとったことになるのではないでしょうか。今ひとつこの変更に合点がいかないような気がします。(吉川)